今日、日本においても例外なく、糖尿病患者数は着実に増加し、その一次予防を担う保険薬局に
おいても重要な役割が期待されています。現在、糖尿病患者における(主に細小血管合併症をターゲットと
して設定された)血糖管理目標達成率は20%にも及ばないとも示されています(Steno-2 studyやADAにおいて)。
このような状況下、病院施設においては薬剤管理指導が拡充され、CDEによる療養指導が実施されている
施設も増加してきていますが、入退院を繰り返す糖尿病患者の特徴を考慮すると、継続的管理には院内の
病院薬剤師のみならず、院外の保険薬局薬剤師とのこの領域における薬薬連携の重要性については
議論を待ちません。
当研究会における調査により、保険薬局薬剤師、・Ea院薬局薬剤師にかかわらず、現に糖尿病患者に接する
機会が多く、潜在的CDE認定試験受験希望者が相当数存在しており、認定試験受験資格を得にくい場合が
少なくないことが示されています。
そこで今回、当研究会として県薬会員、病薬会員の別を問わない、自己研鑽、スタッフ間の連携力強化、
各施設におけるこの領域での指導薬剤師の確保などに資する目的で、認定試験を実施することと致しました。
|